なぜ変化球が必要なのか?
なぜ変化球が必要なのでしょうか?答えは、「ストレートだけでは通用しない」からです。人間の適応
能力は非常に高く、直球だけだと1まわりくらいは簡単に抑えられることもありますが、直球のタイミングに
慣れてくると、厳しくなってきます。そこで、変化球が必要になってくるわけです。
変化球の種類と目的
変化球にはタイミングを外すものと、バットの芯を外すものの2種類があります。例えば、スライダーや
フォークなどは直球とほとんど同じ腕の振りで投げられます。そこで打者は当然ストレートだと思って打ちに
行くと、ちょっと抜かれて凡打になるわけです。しかし、その範疇に属さないものもあります。カットボール
や2シームなどと呼ばれる変化球です。これらの変化球はタイミングを外すというよりも、横の変化で芯を少し
外すというものです。しかし、どちらの変化球にしても直球を意識させてこそ効果があるものなので、変化球は
直球の威力があればあるほど効果的ということが言えるでしょう。